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犬猫のワクチン

一般的にワクチンと言われるものには『混合ワクチン』と『狂犬病予防注射』の2種類があります。
狂犬病予防注射は、狂犬病予防法という法律により接種が義務付けられているのに対し、混合ワクチンは飼い主様の任意で接種をすることになります。
しかし、混合ワクチンで予防できる伝染病には、高い確率で死亡するような恐ろしい病気もありますので、事前に予防接種をして大切なペットを守ってあげてください。

※病気別の症状についてはこちらのページで説明しています。

混合ワクチンについて

ワクチン接種の目的とは

混合ワクチンは、一旦感染してしまうと治療が困難な伝染病を予防するために行います。
特に小さい時は病気に対する抵抗力と母犬からの免疫を計算して、ワクチンプログラムを組立てることが重要です。
どういう病気を予防するのか、どれくらいの期間で接種が必要なのかなど詳しく説明いたします。

混合ワクチンの接種時期について

子犬や子猫の場合は、母親からの初乳を介して母親の持つ免疫を摂取、しかし『生後1ヶ月〜4ヶ月』くらいで免疫が無くなってしまうので、無くなった時期を見計らってワクチンを接種します。
ただし、母親がワクチンを接種していない場合や初乳を飲んでない場合、また感染リスクが非常に高いなど状況によっては生後1ヶ月から混合ワクチンを始めることもあります。
そして1歳以上になると、年に1回のワクチンを受けることで病気の予防効果が持続します。

ワクチン接種時の注意事項

初めてワクチン接種を受ける際は、なるべく午前中に来院してください。
ワクチン接種後は安静にして、しっかり様子を観察してください。
ワクチン接種後数日間は、シャンプーなどストレスになるようなことは控えるようにしてください。

犬・猫の混合ワクチンの種類

犬の場合は、5種混合ワクチンが基本となり『コロナウイルス感染症』を追加した6種混合ワクチンと言うのが一般的になります、さらに、これらに『レプトスピラ感染症』が加わり7〜9種混合ワクチンとなります。
当院では、主に6種混合ワクチンの接種をすすめております。

詳しくは下記の表をご覧ください。

混合ワクチンの種類(犬の場合)
犬ジステンパー 5種混合 6種混合 7種混合 8種混合 9種混合
犬伝染性肝炎(A1)
犬伝染性喉頭気管炎(A2)
犬パラインフルエンザ
犬パルボウイルス感染症
犬コロナウイルス感染症
犬レプトスピラ感染症(イクテロヘモラジー)
犬レプトスピラ感染症(カニコーラ)
犬レプトスピラ感染症(ヘブドマティス)

猫の場合は、3種混合ワクチンを中心に『猫白血病ウイルス』を追加した4種混合、さらに『猫クラミジア感染症』を追加した5種混合が一般的です。
当院では、主に3種混合ワクチンの接種をすすめております。

詳しくは下記の表をご覧ください。

混合ワクチンの種類(猫の場合)
猫汎白血球減少症(伝染性腸炎) 3種混合 4種混合 5種混合
猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)
猫カリシウイルス感染症
猫白血病ウイルス感染症
猫クラミジア感染症

狂犬病予防注射について

現在日本では狂犬病の発生が50年以上(1957年以降)ありませんが、海外では依然として感染の報告があります。
人と動物が感染する病気(人畜共通感染症)で、致死率100%という恐ろしい伝染病です。
海外から動物達の輸入は年々増加傾向にありますので、毎年しっかりと予防接種を受けましょう。

生後3ヶ月以降のすべての犬に接種が必要です(法律で定められています)
狂犬病ワクチンの予防注射料・注射済票代、初回のみお住まいの自治体への登録として登録料が必要です。

各自治体のお問い合せ先

各自治体については、下記のお問い合せ先を参照してください。

各自治体のお問い合せ先
日進市
環境課環境保全係
電話番号:0561-73-2843
自治体 ホームページはこちら
名古屋市
健康福祉局健康部食品衛生課
電話番号:052-972-2649
自治体 ホームページはこちら
東郷町 環境課 電話番号:0561-38-3111
自治体 ホームページはこちら
みよし市
市民生活部環境課環境保全係
電話番号:0561-32-8018
自治体 ホームページはこちら
豊田市 保健衛生課 電話番号:0565-34-6181
自治体 ホームページはこちら
長久手町
生活環境部環境課
電話番号:0561-63-1111
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